ここ数年でWebエンジニアという働き方が認知され、インフラからWebに移りたい人が増えてきましたね。
本記事ではインフラエンジニアからWeb系エンジニアにキャリアチェンジする際のノウハウを解説していきます。
Web系スキルの需要がこれからますます増えるのは明白なため、早い段階でWebエンジニアの経験を積むのはキャリアプランを考えるうえでも重要です。
インフラからWeb系を実現する主な方法は転職・フリーランスの2通り。以下で具体的な方針を知って自身にあったものを実践してみてくださいね。
インフラエンジニアからWeb系エンジニアになる利点
インフラエンジニアからWebエンジニアを目指すにあたり、Web系のメリットを再確認しておきましょう。
メリットを意識することでキャリアチェンジ時の行動指針が定まります。
以下で、Web系のメリット3点を紹介します。
Web系スキルの活用先
Web系業務では、フロントエンド・バックエンド両方にかかわる幅広い知識が求められるため成長し続けることが不可欠です。
そのためWeb系では働いているうちに自然とエンジニアとして見識が広がり、インフラよりも汎用的なスキルが身につきます。
またスキルを活かせる環境が増えるのも魅力のひとつで、副業やリモートワークをしやすいのは断然Web系です。
一方インフラエンジニアの場合でも、AWSなどのクラウド環境でインフラ構築している会社ならリモートワークは可能。ただ現状リモート対応している会社は多くはないうえWeb系より難易度は高めといえます。
覚えたスキルをさまざまな形で応用しやすいのはWeb系の特徴といえるでしょう。
収入の上がりやすさ
Webエンジニアは収入をあげる手段が数多くあり、たとえばクラウドソーシングでWeb制作案件をこなせば、案件あたり数万円の収入を得ることができます。
またフリーランスエンジニアとして独立すれば、会社員時代と比較して年収が2倍になることも珍しくありません。
あとで紹介しますがレバテックフリーランス
やなどのエージェントを活用すれば、継続的にWeb系案件を獲得できることもあり、安定した高収入を得るのはかなり現実的です。
とくに知名度の高いエージェントであるレバテックフリーランス
では、稼働するエンジニアの平均年収862万円というデータを公表していて、いかに収入が上がりやすいかが数字で出ています。
副業・フリーランスに共通しているのは、Web系案件はインフラと比べ物にならないほどの数があるということ。このように技術レベルによらず稼ぎやすいのは間違いなくWeb系でしょう。
バックエンド向きのWeb系エンジニアの希少性
インフラからWebにキャリアチェンジする強みのひとつに、バックエンドに向いている点が挙げられます。
Web系フリーランスエンジニアの人気が増して、フロントの仕様変更ができる人材は増えてきましたが、それでもサーバー・DBまで手が回らないことが多いのが現状。
このような背景から、プログラミングを最低限こなしかつ業務レベルのインフラ構築ができる技術者の需要は高く、その点でインフラエンジニア出身のほうが有利といえます。
インフラの負荷からシステム構築まで考えられる技術者は、少人数から始めることの多いWeb開発においてより重宝されるでしょう。
Web系でおすすめのプログラミング言語とは
インフラからWeb系にキャリアチェンジするには、需要の高いプログラミング言語をひとつ身につけるのが最も確実です。
現在の求人数やこの先数年の需要をふまえた上で、個人的におすすめしたいプログラミング言語は以下の3つ
・PHP
・Java
・Ruby
これらはバックエンドでも使えるためインフラ出身の利点を活かしやすく、さらに言語自体の人気も安定しています。
また求人数・案件数で考えるとJavaとPHPがダントツで、すべてのプログラミング言語で1,2位を争うことから、始めにどちらかを学習しておけば仕事に困ることはほぼないでしょう。
その他にもリモートワークのしやすさという観点からはPHPとRuby、案件単価では僅差でRubyといったところ。
ちなみに副業では大多数がフロント案件のため、本業以外でも稼ぎやすい言語はPHP一択です。
これらの現状から、仕事のしやすさ・汎用性の高さ・単価をふまえて、初手として最もおすすめできるのはPHPとなります。
インフラ→Web系へ転職する上で重視すべきこと
インフラからWeb系エンジニアへ転向する際には、キャリアの積み方をよく考えるのが大切です。
転職・独立するのか、はたまた転職して実力をつけたのちフリーランスエンジニアになるかではとるべき方針が変わります。
転職を第一目標に据えるのなら、マイナビ IT AGENT などで求人を紹介してもらえば案外すんなりと転職先が決まることもあるため、いきなり飛び込んでみるのもアリです。
転職の場合、将来性を重視されてスキル不問ということもしばしばですから、面談時にスキルシートを提出して反応をみるのもひとつの戦略でしょう。
その点においては、即戦力が求められるフリーランスエンジニアよりも確実にハードルは低めなので、転職を考えるならまずはIT転職に強いレバテックキャリア
とマイナビ IT AGENT
で無料面談するのがおすすめです。
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すぐにWeb系フリーランスエンジニアになりたい人は
前述のとおり、フリーランスエンジニアは実力を重視されるので、あらかじめWeb開発に精通しておく必要があります。
そのためフリーランスで稼ぐなら、基礎から体系的に学べるプログラミングスクールを活用するのが効果的です。
もちろんWeb開発を独学するのもアリですが、それなりの学習時間と労力に加え、エラーに対処し続ける根気強さが不可欠。さらに独学の時間は当然無給のためスクールの費用を加味しても、短期間で学習してすぐに稼ぎ始めるほうがトータルで得をします
個人的にプログラミングスクールでおすすめしているのはオンラインで完結するTechAcademy [テックアカデミー]と、より実践的な開発ができる教室型のTECH::EXPERT
の2つ。どちらも評判が高く甲乙つけがたいため、費用が許すならTECH::EXPERT、地方に住んでいるならTechAcademyのWebアプリコースを受講するといいでしょう。
また最低限フリーランスエンジニアで稼げる自信がついたら早めにエージェントに登録すべきです。
フリーランス向けのエージェントは、登録しているだけでレベルに見合う案件を紹介してもらえるため、自力で案件を探すよりもはるかにマッチングしやすいのが特徴
そのうえエージェントの交渉力で高単価を得やすく、マージンを差し引いても手取りが増える場合がほとんどでおすすめです。
とくにレバテックフリーランス
は有名エージェントの中でも全国を広くカバーしているうえ高単価案件も多数あり、万人向けのサービスといえます。そのほか評判のよいフリーランス向けエージェントはフリーランスエンジニアが登録すべきエージェント5選でまとめてあるので、ほかのエージェントを知りたい方はぜひ目を通してみてください。
しかし結局のところ、転職・フリーランス問わずプログラミング言語を始めとするスキルを身につけるのが最優先。それなりに自信がついた段階でエージェントを活用すればWeb系エンジニアになることはそう難しくないでしょう。
なので、はじめはエージェントとの面談で市場感を確かめ、慣れてきたら人脈で案件を探したりと、自分にあった方針でキャリアチェンジをしてみてくださいね。
紹介したプログラミングスクール&エージェント
・マイナビ IT AGENT
(IT転職なら登録必須)
・レバテックキャリア
(同じく登録必須のエージェント)
・TechAcademy [テックアカデミー](オンライン受講可のスクール)
・TECH::EXPERT
(実践的なWeb開発を学べる教室型スクール)
・レバテックフリーランス
(フリーランス登録必須)