作業効率を高めるにはそれに見合うツール選択がなにより重要ですよね。
プログラミングに関しても同様で、パソコンの性能差で仕事の質が変わるため、やはりそれなりに良いものを選びたいところ。
この記事では、プログラミング用パソコンの選び方を初心者向けに解説します。
当記事で解説するパソコンの基礎知識を押さえて、質の良いプログラミング環境をととのえてくださいね。
プログラミング用のパソコンは性能重視で選ぶ
今からプログラミング用にパソコンを買うならスペックを重視しましょう。
とくにプログラミングの場合、コードを書いては動作確認を繰り返したりと、パソコンに負荷のかかる作業も多く、性能差がそのまま作業効率に直結します。
そのためプログラミング学習や仕事の進捗を妨げないためにも、ある程度の価格帯からパソコンを選ぶべきです。
最近は安価でそれなりのスペックのPCが手に入りますが、プログラミングでは重い負荷をかける作業も多々あるので、なるべく良いものを選んでおくことをおすすめします。
プログラミングに必要なスペック
ではここから、プログラミングに必要なスペックがどれくらいか説明します。
簡単な目安として現在主流のパソコンのうち、ミドルスペック以上であれば快適にプログラミングを行えます。
さらに具体的にはCPU、メモリ、ストレージの3項目さえチェックしておけば基本的に間違いないので、各項目を大まかにでも理解しておくとパソコン選びに便利です。
CPU
CPUはコンピュータの頭脳とも呼ばれ、演算処理の役割をもっています。
大規模な処理ではCPUの性能が特に重要で、プログラミングの快適さに影響が大きいパーツのひとつです。
プログラミング向きという観点だと最低でもCore-i5以上、できればCore-i7以上が望ましいでしょう。
メモリ
メモリは並列作業の快適さにかかわるパーツで、アプリやソフトを一時記憶する役割です。
プログラミング中はタスク切替が多いため、メモリは最低でも8GB以上のものを選びましょう。
個人的な感想としては、メモリが16GBあればストレスなくほとんどの作業をこなせます。
ストレージ【HDD・SSD】
データを記憶するストレージのSSD・HDDのうち、最近の主流はデータの読み書きが速いSSDです。
SSDはHDDに比べて起動・応答などの基本動作が驚くほど軽快になるので、これからパソコンを買うなら256GB以上のSSD搭載モデルを選びましょう。
最近はメインストレージにSSDを据えたパソコンが増えていますが、購入の際には念のためチェックしておくと安心です。
価格を抑えてパソコンを買うならこの構成
もしも金銭的な事情でパソコンを安く買いたいと考えているなら、一般的には以下の2つの方法があります。
・MacではなくWindowsを選ぶ
・ノートPCではなくデスクトップPCを選ぶ
理由は後述しますが、プログラミング用のパソコンを初めて買うならMacがおすすめです。
とはいえ、同スペックの場合だとMacよりもWindowsの方が少し安いという利点もあるため、コストを抑えるならWindowsでもかまいません。
またノートPCとデスクトップPCを比較すると、ノートPCの方がやや割高な傾向にあることも知っておきましょう。
ノートPCとデスクトップPCはそれぞれ利点がありますが、職場やカフェなどに持ち運びできる柔軟性から大体のエンジニアはノートPCを使います。
加えてデスクトップの場合、PC本体とは別でモニターやマウス、キーボードにケーブル類など、なにかと追加費用もかさむためトータルでみるとノートPCと大差ないことが多いです。
結局のところノートPCの利便性を上回るほどに低コストにはならないので、プログラミング用の一台目にはノートPCをおすすめします。
OSはWindowsかMacか
プログラミング用のPCについては、Windows・MacのどちらのOSを使っても問題ありません。
ただし、PCゲームを開発するならWindowsが適していたり、Apple製品向けのアプリを開発するにはMacが必要だったりOS毎に微妙な差があるので、将来的に何をしたいか一度考えてみて決めましょう。
この辺りについては、プログラミングにはMacとWindowsどっちがいい?【3つの観点から比較】の記事でまとめているので、入念に調べたい方は読んでみてください。
総合的にいえばMacの方が汎用性が高いため、迷うならMac一択です。
さらに補足しておくと、最近人気の高いプログラミング言語のRuby・Pythonなどは、Macの方が簡単に始められる利点も。
というのも、Macは買った時点で開発環境がととのっているため、初心者が挫折しがちなステップを飛ばしていきなり開発に入ることができます。
なので特にやりたいことが明確でない場合は、ほとんどのエンジニアが使用するMacBookの13~16インチがおすすめです。
【初心者におすすめ】プログラミング向きのノートパソコン
ここまでの話をまとめると、プログラミングに向いているパソコンの条件は下記のようになります。
- メモリ8GB以上(できれば16GB以上)
- SSD256GB以上
- 1台目ならノートパソコン(iOSアプリを作るならMacbook)
上記の条件を満たすパソコンである以下の2台は、コスパが非常に高くおすすめです。
基本的にはMacBookをおすすめしますが、少しでもコストを抑えるならWindowsでも全然アリです。
ユーザー数による情報の多さ・環境構築・予算などを考えて、より自分に合ったものを選択してみてください。
いずれにせよ、パソコン選びはプログラミング効率にも関わる部分なので、できる限り性能面で妥協せずに選ぶことを強くおすすめします。