これからプログラミングを始める初心者向けに学習手順を解説
社会人の学習先として人気が高いプログラミングは今後も根強い需要が見込めるスキルです。
プログラミング関連の知識は専門性が高く修得まで時間はかかるものの、一度身につけることで長期的に役立ちます。
ぜひ本記事で学習の流れをつかみ、プログラミング修得を目指してください。
プログラミングを始める前に知っておくべきこと
これからプログラミングを始めるなら利点を把握しておくと、学習の方針が定まりやすくなります。
プログラミングには
- 仕事が尽きない
- 個人でも稼ぎやすい
- 私生活に応用が利きやすい
などの特徴があります。
プログラミングは活用先が幅広く、さらに個人で仕事を獲得するのにも向いているため、これから何かひとつ手に職を付けたい人におすすめのスキルです。
プログラミングを活用した働き方
プログラミングでは実力次第で働き方を柔軟に変えられる利点も。
多くの職業と違いパソコン一つで働けるのがエンジニアの特徴。一定のスキルを身につけたあとは在宅やフリーランスで働くことも可能です。
個人の生活スタイルを重視しながら高収入を得られる職業としてITエンジニアほど目指しやすいものはありません。
会社に属しながらリモートワーク・自宅で副業をして収入を増やす等、さまざまな働き方を実現できるのもプログラミングの魅力といえます。
プログラミング修得までの目安
一般的にプログラミングの基礎の修得にかかる時間は200時間~400時間ほど。
プログラミングは専門性の高いスキルのため、現場で必要とされるレベルに達するまでにはさらに多くの時間が必要になります。
ただ、その分社会での需要が高く長期間稼ぎ続けられることから、学習コストをかける価値は十分と言っていいでしょう。
また仕事など本業の合間に学習する場合、プログラミングに割ける時間が限られるため短期集中で臨む方が結果につながりやすい側面も。
独学でのプログラミングにはかなりの時間と根気が必要なので「費用がかかっても短期間で修得したい」と思う方はプログラミングスクールの活用も視野に入れましょう。
【基本の流れ】プログラミングの学習手順
ここからは効率的なプログラミングの学習方法について紹介します。
プログラミング学習の大まかな流れは、以下
上記のようにプログラミングに関する基礎知識を入れたのち、実際にサービス開発をして手を動かすといった流れが王道です。
この章ではプログラミング学習のイメージを掴むため、各項目を取り掛かる順番に合わせて解説していきます。
目標を設定する
プログラミング学習において、適切な目標設定は何より重要です。
プログラミングで何をしたいのか、転職・副業・フリーランスなどゴールをどこに設定するかで取る行動を変える必要があります。
またアプリ開発・システム開発などの分野を目指すかで、どのプログラミング言語を学ぶべきかおのずと決まってきます。
そのためまずはプログラミングでできることを把握し、自分のイメージする働き方と照らし合わせて適切な目標を立てることから始めましょう。
プログラミングへの理解を一通り済ませた後はすぐに実践に移ります。
参考記事プログラミング言語のおすすめ5選
学習環境を整える
目標設定ができたら、プログラミング環境を用意しましょう。
最低限プログラミング学習に必要なものは、以下
プログラミングで使うパソコンは、Windows・Macどちらでも構わないので、性能不足を感じるまで今所持しているのを使い続けるのもアリです。
また開発環境やツールのインストールには基本的にネット回線も必要になるため、なるべく高速な通信環境を整えると作業が捗ります。
必要なものの詳細に関してはプログラミングに必要なものとはの記事を参考にしてみてください。
実際に手を動かしながら学ぶ
準備が整い次第、すぐに学習をスタートさせます。
プログラミング学習のやり方はいくつかあり、
ほとんどの場合、上記3パターンを使い分けて進めていきます。
progateやドットインストールなどプログラミング学習向けのサイトが公開されているので、基礎知識が全くないならまずはここでプログラミングの全体像を掴むところから始めてみるといいでしょう。
なお書籍を丸々暗記するような学習を想像する人もいますが、学習効率の観点からなるべく避けた方が無難です。
プログラミングを身に付けるには、以下で説明するポートフォリオを作成するのが一番なので、基礎的な知識をネットや書籍で仕入れたらすぐに作成を始めましょう。
ポートフォリオの作成
基礎をある程度頭に入れたらオリジナルのサービスの開発に挑戦しましょう。
いわゆるポートフォリオと呼ばれるもので、作成の過程で技術が身につくだけでなく、作成したサービスを見せることでスキルの証明もできます。
また開発中には予期せぬ問題がいくつも発生するため、それらを一つずつ解決していくことがレベルアップにつながります。
何を作れば良いか迷う場合、下記のようなすでに社会に普及しているサービスの模倣から入ると開発のイメージが掴みやすくおすすめです。
なお難易度は跳ね上がりますが、ここで作った独自サービスをそのまま市場に出すことを目標にすると、採用や仕事を請ける際の強みになります。余力がある人はぜひ挑戦してみてください。
プログラミング学習で行き詰った時の対処法
プログラミングの基礎学習にかかる時間は個人の資質によるものの、おおむね200時間~400時間。
1日2時間を勉強にあてる場合に約3ヵ月かかる計算であり、まとまった学習コストをかけられるかがプログラミング修得の鍵になります。
また基礎的なプログラミング技術は誰でも身に付けられるものの、仕事として求められるレベルに達するのは困難で要領の良い人でも躓きがちです。
以下では独学・スクールに分けて、行き詰ったときの対処法や考え方を紹介します。
1.独学の場合
プログラミングの勉強といえば独学が頭に浮かぶ人も多いはず。
独学の利点は、書籍代などの少ない初期費用で始められる点。また独学に向いているのはプログラミングがどんなものか知りたい・自分のペースで進めたいといった人です。
反面、IT業界で即戦力として扱われるレベルに独学で到達するのは難しいため、自分なりのゴールを設ける必要があります。
上記の例のように学習期間を区切ってなるべく早く次の行動につなげるのが大切です。
2.プログラミングスクールに通う場合
本業をエンジニアに変えたいなどの理由から、短期で修得を目指すならスクールの活用も視野に入ります。
プログラミングスクールに通うメリットを挙げると
独学と比較して、体系的な知識を適切な順番で学べるため時短につながりやすいといった特徴があります。
また自力でわからない部分をメンターに質問できることで学習が全く進まない状況を避けられる利点があり、カリキュラムで区切られていることからだらだら時間を浪費せずに済みます。
反面、デメリットは言うまでもなく受講費用がかかること。
そのため
などに価値を感じる場合には、おすすめプログラミングスクールで紹介するようなスクールの受講を検討してみましょう。
プログラミングは継続した学習が何より大切
プログラミングはそう簡単には身につかない反面、一度修得してしまえばいくらでも応用の利く息の長い技術です。
スキル向上には継続した学習が重要で、目の前の課題をこなしていくことが一番の近道になります。
またキャリアチェンジを考えている場合や短期で結果を出したければプログラミングスクールを活用してもいいでしょう。
いずれにせよ良い結果を得るにはまとまった学習量を入れて集中的に学習する必要があります。
目標達成に向けて、ぜひ効率的な学習の継続を心がけてくださいね。
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